知らなければ繫がれない〜ドクターと患者を出会わせる情報の糸〜

自分やその家族が医療機関を受診しようと思ったとき、あなたは一体どのような方法で情報を集めるでしょうか。

今や、Googleで地域や受診したい診療科を検索すれば、病院やクリニックの情報に加えて、有り難いことにウェブサイトの有無や口コミまで教えてくれる時代。また、Google以外であっても口コミや体験談を載せている媒体は非常に多く、どれを信じたらいいのか困ってしまうくらいです。

厚生労働省が公表した平成26年 受療行動調査では、「病院を選んだ理由」として「医師による紹介」「家族・友人・知人からのすすめ」などがランクインしています。

確かに、信頼できる医師や知人からの勧めがあれば受診する決め手になるところですが、そのようなツテがない場合はどうしたら情報が得られるのでしょうか。

もう数年前になりますが、医療情報を提供しているにも関わらず内容が不正確、著作権を無視したような記事を多数掲載していたキュレーションサイトが閉鎖に追い込まれました。
情報の出どころに加えて事態を悪化させたのが、SEO重視の姿勢です。検索されやすいキーワードを盛り込んで上位表示させるようにしていたことで、より多くの人々の目に触れやすくしていました。
そして、その陰では、信頼できる生の情報をコツコツ作っていた医療機関のサイトが人々の目に触れにくくなってしまったのです。

現在、インターネットには本当に様々な情報が溢れかえっています。
先に述べたキュレーションサイトに対する世間の目は厳しくなっていますが、せっかく患者さんのために日々力を注いでいる医療機関のサイトが、患者さんの目に触れなければ情報を提供することもできませんし、患者さんを救うこともできません。

このような状況を打破するためには、医療機関も色々な形で情報発信をしていくことが、いまの時代には必要不可欠ではないでしょうか。基本情報に加えて、理念やドクターの顔も見えるようにすることで、患者さんの安心感を引き出すことができるかと思います。

また、せっかくサイトを公開しているのであればアクセス解析をして、訪問しているユーザーや数、よく見られているページ等の情報を得ることをお勧めします。今は無料で分析できるツールもありますので、院内で詳しい人がいれば協力を仰ぐのもいいかもしれません。
そこまで時間や労力を割けないという場合は、アウトソーシングすることで的確な情報が得られ、サイト改善に役立てることができます。

名医を支えるチームは、院内スタッフだけに限ったものではありません。患者さんのために何かをしたいというドクターの理念に共感し、支えるたくさんの力も名医の陰には隠れているのではないでしょうか。

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この記事の著者

原麻衣子

原麻衣子

外資系製薬企業においてMR(医薬情報担当者)を経験後、市立病院においての人事、給与、臨床研修プログラムの構築を担当。
その後、ベンチャー企業の人事を担当した後に、(株)メディエンスへ参画。
現在は、不妊治療関連を中心に、様々なWebコンテンツの制作、企画プロデュースに携わっている。

<関連サイト>
医療の人事ドットコム https://medical-jinji.com

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